マーフィーを斬る①
この人を知っている人は多いと思います。スパンモデル、スパーボリンジャーバンドでお馴染みのマーフィーさんです。
なかなか攻撃的なタイトルですが、まんまと商材の広告に騙されないように、どこがおかしいのかしっかり書くつもりです。そして、それを知ることで、商材や検証サイトのどこに怪しさがあるのかという鋭い感覚を養っていただけると思います。特にこの商材に興味がある人は必読書です。
華々しい経歴をどーんとうまい広告を作ったもんだと感心します。
しかし、僕のようにEAを組んだりバックテストソストをエクセルで開発している人間から言わせるとどうも腑に落ちない点があるんです。
それは一番初めの画像にあるように、トレードのロジックは「8つの条件」をチェックするんだそうですが、
‘ルールが明確なら、ルール通りの検証を行えば良い。プログラムを使ってアルゴリズムを組んで、EAでもエクセルにでも計算させればいい。全て通貨や株の過去から現在のデータでの数十万回というトレード結果、勝ってれば優位性が認められるし、そーじゃなければ、それまでの話し。’
どうして、明確で誰の手にも取ってみる事のできる客観的なデータを見せないのでしょう?
EAが2万〜3万でネット上で売られているこの時代、個別に「8つの条件」を満たしたトレードを行うEAを作ってバックテストを行うなんてわけないはずです。10万も出してお願いすれば喜んで作る人がいくらでもいそうです。むしろ、その華々しい経歴を後光にすれば、ただで作ってくれる人すらいそうです。
なのに何故かそうしない。
どうしてだろう。
さて次の画像の中で、マーフィーさんは、
「私は毎日、目の前で動いているチャートに対して解説を行っている。なぜなら、解説した後に私の言った通りに動く自信があるからです。自称FX指導者にはこれはできません!」
と声を荒げてますが、
‘いや、だから、マーフィー、バックテストの結果載せろよ。’
バックテストができないこともある思われる人がいると思いますが、人間が目でチャート見て思い付くルールは必ずアルゴリズム化できます。
しかも
人間の目に何故そう見えるのかを突き詰めてアルゴリズムを考えていくのですが、その過程で、頭の中ではルール化できてたつもりが、実際はルールと呼ぶにはあまりに中途半端で、部下や後輩が持ってきたいい加減な仕事に、‘ここはどーなってるの?こういう時はどうするの?’と聞くと、「あっ、えっ、えーと、それはですねー。。。」‘やり直し〜’というようなツッコミを入れるレベルのルールだったいうことがわかったりするものです。
しかし、一度このレベルの問題をクリアすると必ずパソコンを使った検証ができます。過去から現在までのすべての通貨や株価を用いてそのルールで取引し続けた結果、儲かっていたかどうか、算出できます。
だから、
「私は実際に動いてるチャートで解説ができるんですっ!」
って御託を並べる前に、まず、バックテストの結果を出せばいいものを何故かそれはしません。自分でプログラムが組めなくても、10万、高くても20万も出せばできることを何故しないのでしょうか?その方がはるかに信憑性が増すでしょう。僕が作って いるようなエクセルの検証ソフトを商品購入時に渡して、実際にあなたの手に取ってデータをご自分の目で確認して下さい。もし、検証データに問題があれば返金しますって書けばどれだけ売れるか。なのに何故。。
その答えは次の画像にあります。
「30年の経験」
これです。
これに違いありません。
「8つの条件」と言いながら、経験という抽象的な概念を出してます。
要するに、
「8つの条件」
×
インジケーター“マーフィーの経験”
8 × a = ???
aが整数であることを祈りましょう。
‘おいマーフィー、お前、経験の部分がルールできてないなら、そりゃ、全然法則になってないぞ。本当に優秀な銀行マンだったのか?銀行マンの仕事レベルってそんなもん?まさか、お前、お客がこのロジック使って負けたというクーレムに、私の30年の経験ではあそこでは買いませんとか言って逃げ切るつもりじゃないだろーな!’
そのまさかですね。
確信犯ですね。
しかし、まだ可能性は1つだけ残されています。
「8つ条件」単体で儲かっているという結果になれば、「8つ条件」が正しいと言えます。
ですので、「8つ条件」に関しての検証を行います!!読んでる方にも目で見て確認してもらいたいので、ダウンロードできるいつものエクセルで検証を行います。
ただ、僕は購入者じゃないので、スパンモデルとスーパーボリンジャーバンドを組み合わせた検証で、エントリーとイグジットは、ネット情報でになります。(詳しく知ってる人がいたらこっそり教えて下さい。たぶんはじめにバラすと倍賞請求すると脅されていると思うので無理だと思いますが)、しかし、要は、一目均衡表とボリンジャーバンドを改造をしたものをスパンモデルと呼んだりスーパーボリンジャーバンドと呼んでるみたいですが、この2つが役に立つのかどうかを検証して、役に立たないという結論が出れば「8つ条件」もクソもないということになりますし、もし逆に優位性が証明されれば、‘マーフィー様、数々の御無礼、お許しくださいませ〜m(_ _)m'という事になります。
‘まー初めの段階で検証結果を載せてないものは怪しさ100%なので、確実にマーフィーが斬られる事になるでしょう〜’
どんな結果になるしても、有益なものになることは間違いありません。
マーフィーを斬る②「解決編」でまたお会いしましょう〜