バックテストとは
バックテストとは、テクニカル分析、ファンダメンタル分析を行った後、それが過去の相場にいてどれぐらいの有効だったかを調べるとこをそう呼びます。
「過去の相場で有効だったから、将来もそれでもうかるのかよ?」
って言われそうですが、将来にわたって儲けが出るかどうかを語るだけがバックテストではありません。
特に全くFXを知らない人が、FXを始める時に、バックテストの結果というのが非常に役に立つはずです。
なぜなら、バックテストは過去の勝率を調べるだけじゃなく、過去のチャートで、ある手法を使って、取引をした時に、どれぐらいの損失があったかを調べたり、又、利益が出ない期間がどれぐらいあったかなど、FXトレードというものがどういうものであるかを客観的に教えてくれるのです。
最大ドローダウン
例えばあなたが考えた手法は、過去、儲かってはいたが、実は大きな損を抱えた時があり、例えば、それが一万通貨で取引をして(取引の最小単位と思って下さい)、マイナス10,000円であれば、今後のトレードでも大きな損失が予想されます。そして、もし、その手法を良しとするなら、それに耐えられるように、それ以上の金額を用意するか、良しとはせず「なるほど、FXとはそのようなリスクがあるのか」とFX投資を踏みとどまることができるでしょう。(1つの手法において、最も深い損失の部分を最大ドローダウンと呼びます。)
最大 利益が出ない期間
過去儲かっていて、しかも、最大ドローダウンをが小さい。しかし、利益がほどんど出ない期間が、2年間もあったらどうします?もちろんMT4を使った自動トレードなら、自分で動かさない分、ダメージは軽いかもしれませんが、手動で、トレードして、2年間もそんな状態が続いたら、ある意味、資金を失って、退場するよりたちが悪い。。。
そして、もちろん、最大ドローダウンも深いし、最大利益が出ない期間も長いということも考えられるわけです。
儲かるから、やってみよー
とか、
損するからやめたほーがいい
とか、
3ヶ月で、100万勝ちました
とか、
大切なお金を溶かしてしまいました。
とか、
こういうのを見たり聞いたりしても、それじゃ、FXは悪いのかそれともいいのか、わからなくないですか?
バックテストを行えば、どれぐらい資金で初めてどれぐらいの損が出る可能性があり、利益が出ない期間はどれぐらいあった、というよな、客観的な数字を見るとこができます。
そして、それを自分が良いものだ、悪いものだと判断するわけです。
投資は誰かから「いいよ!」っていわれて始めるもんではありません。具体的な数字を見て自分に合ってる思って始めるものです。その為にも、バックテストは欠かせないのです。
お読み頂きありがとうございました〜